子どもの貧困率が上昇

2011年07月13日

子どもの貧困率が上昇   きのう、2009年の貧困率などが発表されました。貧困率は国家内の所得格差を表す指標の一つ。前回調査の07年15.7%から09年の相対的貧困率は16.0%に上がりました。
 相対的貧困率というのは、年間の所得が、全人口の可処分所得の中央値の半分に満たない人が全体に占める割合のこと。たとえば、09年の中央値は224万円だから、その半分の112万円に満たない人の割合が16.0%だったということです。
  子どもの貧困率は、07年14.2%から今回15.7%に上がり、過去最悪になったようです。つまり、子どもの7人に1人が貧困だったのが、6.3人に1人となったことになります。
 子どもの貧困の場合、やはり母子家庭が半数以上を占めているようです。
かつて、日本は「一億総中流時代」と言われた時代がありました。それが今は格差社会が深刻な社会問題となっています。とくに女性の労働者の非正規雇用が増えていることも要因でしょう。結婚を機に退職したり、または出産を機に退職したりする人が少なくないのが現状です。そして、もし夫婦関係が続かなかった場合、女性が子どもを引き取って、母子家庭となり、貧困家庭になっていくケースがあるということです。だから、できるだけ、女性は仕事を辞めない、正社員ならなおさら辞めない、ということを目標にしていかなければならないのではないか、と感じています。



Posted by 参画センター at 12:14│Comments(1)

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